マリオネットラインとは〜ほうれい線より老けて見える?〜
ここ数年マスクを日常的に皆様つけていると思いますが、こんな相談をよく患者様から受けます。
「最近、マスクを外すと老けたなって気づくんです…」とか「口周りのシワが深くなったように感じます」などなど、いわゆる「ほうれい線」や「マリオネットライン」ですね。
1本でも線が入ると老けてみえたり、不機嫌で暗い印象を与えたりする「マリオネットライン」に悩む方は多いことと思います。
年を取ると多くの方にできてしまいますが、その原因は何なのでしょうか?
マリオネットラインの原因って?
今回はマリオネットラインができる原因と治療方法をご紹介いたします。
マリオネットラインとは口の両端から顎へ伸びるシワのことですが、その多くはただのシワではなく、頬のたるみや口角下制筋の過剰な働きによって二次的に発生しています。
名前の由来に関しては、口の両端から顎にかけてできるシワがまるで腹話術の人形に見えることから、マリオネットラインと呼ばれています。
マリオネットラインがあると老けて見えますし、シワのせいで口角が下がってみえるため暗い印象を与えてしまいますので、できて欲しくないものですよね。
しかし、マリオネットラインは早い方ですと30代からみられるようになり、程度の差はありますが50代になるとほとんどの方にみられるようになります。
マリオネットラインができる3つの原因
①ホホのたるみ
マリオネットラインができる原因は「ホホのたるみ」によるものが多く、およそ6割はたるみが原因と考えられます。
皮膚、皮下脂肪の支持組織の機能低下などにより皮下脂肪が下落することや、皮膚、皮下組織のボリュームロスにより皮膚がたるむことによりマリオネットラインができるのです。
たるみの原因は加齢や紫外線、乾燥など様々で、ホホがたるむとマリオネットラインのほか、ほうれい線やゴルゴラインもできやすくなります。
②口角下制筋の働き
口角下制筋の相対的に過剰な働きや衰えによってマリオネットラインができることもあります。
口角下制筋は下唇の両端から下方向へ垂直に広がる筋肉で、口角を引き下げる役割を果たします。
そのため、口角下制筋が相対的に過剰な働きをしたり、加齢とともに口角下制筋が硬化したりすると口角が下がってマリオネットラインができやすくなります。
ボトックスによって口角下制筋を緩めることができますので、マリオネットラインの原因が口角下制筋の働きが過剰なことによる場合は、ボトックス治療でマリオネットラインを改善することができます。
③皮膚の弾力の低下
加齢や乾燥、紫外線などが原因で真皮層にあるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が減ると皮膚の弾力が低下して皮膚がたるみ、マリオネットラインができることがあります。
これらの真皮成分は線維芽細胞が活性化して生成されますので、生活習慣を改善したり美容医療を受けたりして対策する必要があるでしょう。
YBCがおすすめするマリオネットラインの治療法・解消法
・ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸を注入することでシワのくぼみが膨らみ、マリオネットラインを改善することができます。
当クリニックでは、部位ごとに種類をいくつかご用意しております。
適応のあるヒアルロン酸を入れることで自然に仕上げることが可能です。
・ボトックス注射
ボトックスによって口角下制筋を緩めることができますので、マリオネットラインの原因が口角下制筋の働きが過剰なことによる場合は、ボトックス治療でマリオネットラインを改善することができます。
・YBC式小顔リフト
手軽な若返り治療で不動の人気!たるみの引き上げに重要なコグ(トゲ状の突起)が皮下組織へ引っ掛かりやすい構造になっており、引き上げ力が強いので、肌や口周り、フェイスラインの皮膚をしっかり持ち上げることができます。
お顔はバランスが命ですので、ぜひ気軽にカウンセリングで相談してくださいね。