目につきやすいアゴ周りの特徴は気になり始めてしまうと、コンプレックスになりやすく幼少期から悩まれている方もいらっしゃいます。
一般的にけつアゴと呼ばれているアゴの形ですが、正式名称では「割れアゴ」と呼ばれています。
アゴの真ん中にあたる部分に線が入るようにお尻のような凹みがあることから「けつアゴ」という呼び方ができました。
縦に二つに割れているように見えるために特に目立ちやすい特徴として気になってしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、一言でけつアゴと言っても程度は人によって大きく異なります。
けつアゴと聞いて男性をイメージしてしまう方もいらっしゃいますが性別は特に関係なく男女ともにいらっしゃいます。
アゴにくぼみがある程度では見た目の雰囲気も影響は強くありませんし、必ずしも悪い印象になるわけではないのです。
けつアゴの原因
けつアゴの原因としては、まず先天的なものが考えられます。
遺伝などの影響によって生まれつき、けつアゴになってしまう可能性が考えられるのです。
日本人は比較的けつアゴの遺伝子が多くはありません。
海外の血が入っているとけつアゴになりやすいとも言われています。
ハーフやクォーターの方、ほかに身内にいるとなりやすい傾向があると言えるでしょう。
幼いころにはけつアゴの傾向がなかった場合でも、下顎骨の発達段階において凹んでしまうことによってけつアゴに繋がってきます。
後天的な原因としては、その他に筋肉の発達の影響も考えられアゴ周りには左右に一つずつ「オトガイ筋」と呼ばれる筋肉があります。
この筋肉の鍛えすぎ、発達しすぎてしまうと真ん中だけが凹み、けつアゴになってしまうのです。
現段階でけつアゴになってしまう可能性は十分あります。
「ならば、オトガイ筋はないほうが良い!」と考えてしまうかもしれませんが、そういうわけでもありません。
というのも、すべての筋肉がそうであるようにオトガイ筋にも周りの組織を支える大切な役割があり、衰えている場合たるみの原因になったりけつアゴではない代わりに二重アゴになってしまったりといったデメリットにつながってしまうでしょう。
治したいからといって筋肉を無くそうとするのは正しい治療とは言えません。
クリニックでの改善策は?
クリニックでは気になる部分にヒアルロン酸を注射したり、アゴの骨を削ったりすることによって目立ちづらい状態へ導くことができます。
ただし、アゴに入れるヒアルロン酸は固いものの方が良いとされていますので入れるものに限られます。
ヒアルロン酸自体は吸収されるものになりますので、持続にあわせて定期的に注入するとと良いでしょう。
まとめ
けつアゴは鏡を見るたびに、つい気になってしまうかもしれませんが、むやみに触ってしまうと発達を促し、余計に目立たせてしまうことになりかねません。
個人差によって原因も異なりますので医師に相談して最適な治療を受けると良いでしょう。