目つきが悪い。眠たそう。なんて言われたことはありますか?
若い頃に比べて目が開けづらくなった、しっかり目を見開いてもまぶたが上がらない、夕方になるとまぶたが重くて目を閉じたくなる、などの症状を自覚されている方は、眼瞼下垂というまぶたの病気かもしれません。
眼瞼下垂とは?
眼瞼下垂とは、上まぶたが垂れ下がって、目が開けづらくなる病気です。
目の開きが悪い、まぶたが下がる、まぶたが重いといった自覚症状が出るため、視界を得ようとして無理矢理目を見開くようになります。
その結果、肩や顔の筋肉の緊張が強くなり、肩こりや頭痛などの体の異変を引き起こすことがあります。
眼瞼下垂の原因は?
眼瞼下垂は、先天性の原因と、加齢とともに生じる後天性の原因、さらに他の病気が原因となって起こるものがあります。
先天性眼瞼下垂の原因には、生まれつき挙筋腱膜の成分や全体が欠損してまぶたを持ち上げる筋力が弱い場合や、逆に靭帯が発達しすぎて上まぶたが開きにくい構造になっている場合(一重まぶたや奥二重の方が多い)などがあります。
後天性眼瞼下垂の原因には、最も多いケースで加齢による挙筋腱膜の弱まりが挙げられます。他にはハードコンタクトレンズ装着や花粉症、クレンジング、アトピー性皮膚炎などで上まぶたを過剰にこすってしまい、挙筋腱膜がゆるんでしまうケースがあります。
後天性の眼瞼下垂は、女性で40代、男性では50代から始まることが多いと言われています。
なぜ女性の方が10年ほど早いのかというと、女性はお化粧をする方が多く、アイメイクやクレンジングなどで頻繁に上まぶたこすることが多いため、その摩擦で挙筋腱膜が伸びてしまうと考えられています。
重度になると黒目の半分ぐらいがまぶたに覆われてしまいます。
治療方法
眼瞼下垂の治療は切開法と埋没法があります。
切開法の場合、眼瞼下垂の原因であるたるんだ腱膜を切開し、しっかり縫い縮める方法です。
切開していくため、ダウンタイムは少し長めですが確実な効果を得ることが可能です。
埋没法の場合、まぶたの裏にある眼瞼挙筋と瞼板をしっかりと糸で固定するこ
とで、目の開きを改善します。
切開法に比べてダウンタイムも短く、長期休暇が取れない方におすすめです。
まとめ
眼瞼下垂の度合いや、どれくらい目の開きを良くしたいかによっても治療法が異なってきますので、医師の診察で状態を拝見させていただければと思います。
カウンセリングは無料ですので、ぜひ一度ご来院ください。
皆様のご来院を心よりお待ちしております。