耳介軟骨移植とはご自身の耳の軟骨を使って鼻先の形を整える治療になります。
オープン法とクローズド法の2種類の挿入方法があります。
ご自身の軟骨を使用していく為、体内に異物が入るのが不安な方や
アレルギーが心配な方にも安心です。
耳介軟骨移植は移植する軟骨をどこに持っていくのかによって
鼻先をどの方向に向けるかなど調整が可能です。
その為、理想に合った鼻に近づけることができます。
ただ、耳の軟骨を取った場合どこから取るのかによっても異なりますが
耳の形が変形したりイヤホンがつけられなくなる場合もあります。
そちらも踏まえてカウンセリングの際はご相談いただければと思います。
施術方法
〈耳介軟骨の採取〉
耳の裏側を切開し耳介軟骨を採取します。
採取した耳介は鼻先のデザインに応じカットし、加工していきます。
耳介は薄い為、高さを出すために数枚重ねて使用することもあります。
(耳から取ることが難しかったり強度が欲しい場合など、
お鼻の状態によっては肋軟骨を使用するクリニックもあります)
※当院では耳介軟骨のみです。
〈オープン法〉
鼻の穴を下から見た部分の間には鼻柱と呼ばれる部分があり、
その鼻柱を切開して行うのがオープン法になります。
メリットはクローズド法に比べると容易に軟骨を挿入可能で
術中に細かいデザインをすることが可能です。
デメリットに関しては外側から見える鼻柱を切開する点になります。
鼻柱が下がっている方に関してはオープン法の方が良いとされています。
※当院ではオープン法で行った場合は5日間ギプス固定を行って頂きます。
〈クローズド法〉
鼻の穴の内部を切開して行うのがクローズド法です。
オープン法に比べて移植軟骨の挿入が難しく
医師の技術が問われるとされている方法です。
メリットとして傷は鼻の穴の中の為、目立ちにくいということです。
※当院ではクローズド法での治療の場合、固定はありますがギプス固定ではない為、
比較的生活しやすく目立ちにくいです。
〈耳介軟骨移植の治療方法〉
耳の後ろに麻酔を行い、軟骨を採取していきます。
採取した軟骨をカットしご希望のデザインに合わせた形に加工していきます。
その後軟骨をお鼻に挿入していきます。
鼻に局所麻酔を行い、オープン法、またはクローズド法それぞれの施術方法に沿って切開
を行います。鼻先に軟骨を移植しデザインを整えたら傷を縫合し終了になります。
施術時間は耳の軟骨の採取と合わせて1~2時間程度になります。
ダウンタイム
鼻先の治療の場合、脂肪吸引のような強い腫れ感が出ることはあまりございません。
どちらかというとむくみ感で鼻が大きく見えることはございます。
術後1~2週間程度になります。
内出血に関しては個人差がございますが出た場合、2~3週間程度あり、
徐々に落ち着いていきます。
クローズド法の場合は傷口が鼻の穴の中の為、メイクも可能ですので内出血もカバーできます。
オープン法の場合は傷が外側の為、お鼻周辺のメイクは抜糸後から可能となります。
痛みに関しては2~3日程度続く場合もございますが痛み止めの処方も行っております。
そちらを内服して頂ければコントロールできる方がほとんどになります。
傷に関してはオープン法の場合、1カ月程度は赤みが目立ちます。
3カ月から6カ月かけて徐々に馴染んでいきます。
ツッパリ感などは抜糸をしてしまえば徐々に改善していくと思われます。
術後すぐは鼻先の異物感であったり、鼻の通りが悪く感じられることもありますが
時間の経過と共に馴染んでいきますのでご安心くださいませ。
耳介軟骨と共に行う治療で人気なものが鼻尖形成になります。
鼻尖形成とは鼻翼軟骨を縛ったり、脂肪を除去することで鼻先を細くしていく治療です。
この治療はあくまでも鼻先を細くする治療になりますので
こちらだけを行っても高さは出ません。
高さを出すためには耳介軟骨を移植していく方法が必要になります。
耳介軟骨を置いていく上での土台を作るイメージになります。
逆に鼻尖形成を行わずに耳介軟骨移植だけを行った場合、土台がしっかりしていない状態
になりますので徐々に鼻翼軟骨の間に埋もれていってしまう可能性があり、時間の経過と
共に鼻が大きくなってしまうリスクもあるのです。
その為、セットで行うことが多いのです。
治療数が増えたからといってダウンタイムがひどくなったり、長引くことはございません。
むしろ一緒に行うことで鼻先のバランスも整い、
ダウンタイムも1回にまとめられるというメリットのほうが大きい治療であると言えます。
もちろん鼻先だけではなく鼻筋や小鼻の広がりも気にされている場合はセットで行うことも可能です。
いわゆる鼻フル整形と言われているものです。
当院では個々での治療も人気ですが、鼻フル整形のご相談も数多く頂いております。
自分から見て気になるところ、他人からみてここをこうしたほうがさらに良くなるなど、
様々な観点から見てあげることが大事になってきますので、
是非カウンセリングでご相談いただければと思います。
■症例写真(耳介軟骨移植)


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耳介軟骨移植