切開リフト

皮膚深層に位置する皮下組織（脂肪層）と表情筋（筋層）の間にある薄い膜で、コラーゲンで形成されています。
SMAS筋膜の衰えがシワやたるみの主な原因です。
SMAS筋膜は、いわば顔の皮膚の位置を持ち上げ続ける土台の役割を担っています。
皮膚表面だけを切除して引っ張っても、たるみの根本の原因は残ったままになります。
したがって、SMAS筋膜を引き上げることが出来ればたるみを改善する事が出来るのです。

糸リフトやHIFU等もリフトアップにはとても効果的な施術ですが、どうしても効果は一時的なものになります。
切開リフトは糸リフトやHIFUとは違い、外科手術であるため効果は長期的で、さらに変化を感じやすい手術です。
しかしいったん若返ったとしてもその後、またたるみは進行していきますので完全に老化を止めることができるわけではありません。
若々しいハリ感を取り戻すことができ、長期にわたって効果が持続するためとても人気のある施術です。

お顔に全体的に麻酔を打っていきます。
局所麻酔以外にも各種麻酔のご用意がございますのでご安心くださいませ。
麻酔が効いたことを確認したら手術を開始致します。
傷跡を最小限にするよう注意しながら行います。
耳の前あたりを切開し、たるんだ皮膚を斜めに引き上げます。
傷跡が残らないよう切開部分を丁寧に縫いとめたら余った皮膚を切除します。
その後、縫合し終了です。

1~2時間程度

腫れ：個人差がありますが、一か月ほどかけ徐々に落ち着いていきます。
　　　完全に落ち着くまでは数か月程度かかります。
内出血：出た場合は2~3週間ほどかけて徐々に落ち着いていきます。
傷：耳の前に切開による傷。1か月程度は赤みが目立ちます。
　　個人差がありますが、数か月かけて徐々に肌に馴染んでいきます。
固定：3日間
通院：1週間後に抜糸の為ご来院をお願い致します。
　　　リスク：腫れ、内出血、痛み、傷、感染、ツッパリ感、麻痺、血種、皮膚の壊死、
　　　左右差、後戻り、耳たぶが伸びる

Q.傷跡は残りますか？
A．切開していくため初めは赤みが目立ちやすいです。
　個人差がありますが、3~6か月ほどかけて馴染んでいくことが多いです。

Q.痛みはありますか？
A．手術中は麻酔を行っていきますので痛みは最小限かと思います。
　術後はズキズキする感覚や鈍痛がでる事がございますが、時間とともに引いて行きますのでご安心くださいませ。
また、鎮痛剤もお渡しいたしますので服用をお願いいたします。

Q.20代でも出来ますか？
A.状態次第ですが可能です。
　切開リフトというと、おばあさんや中年の方が受ける手術というイメージを持たれがちですが、例えば顔の脂肪吸引の後や、骨切りの後で顔の皮膚がたるみ、垂れ下がることがあります。
このような場合、若い方でも切開リフトでたるみを取る場合がございます。