「モントゴメリー」
聞いたことありますか?
聞いたことがなかったり、何それ?と思う方も少なくないと思います。
普段生活している中ではなかなか聞きなれない言葉ですよね…
美容クリニックに勤めるまでは聞いたことすらありませんでした。
乳輪の周りの白いイボのような膨らみと言えばわかる!
という方は多いのではないでしょうか。
実はその白いイボのような膨らみがモントゴメリーなのです。
医療用語では分かりづらいことも沢山ありますが、
意外とそれのことなのか!となることも多々あるのです。
モントゴメリー腺とは
乳頭と乳輪を保護するための皮脂を分泌している皮脂腺になります。
また、赤ちゃんが母乳を飲む時にどこに乳頭があるか分かるように
モントゴメリー腺からにおいを発し、目印代わりにしているとも言われております。
別名、乳輪腺とも言われております。
ちなみに名前の由来は
アイルランドの産科医ウィリアム・フェザーストーン・モントゴメリーからきています。
誰にでもモントゴメリー腺はありますが数が多い方や
1つ1つが大きい方は見た目の問題として気にされる方もいらっしゃいます。
〈モントゴメリー腺の原因〉
・遺伝
・食生活
・摩擦によるもの
・妊娠、出産
一般的に言われている原因になります。
モントゴメリー腺は皮脂腺になりますので
数が多くても大きくなっても病気ではございません。
その為、早急に治療しなければいけないといったことはないのです。
ではなぜ除去を希望される方がいらっしゃるのかというと、
上記でもお伝えしております通り、見た目の問題からとなります。
温泉に行った際に人目が気になってしまったり、
パートナーから指摘されたなど様々な理由からです。
モントゴメリーに限った話ではないですが人間はやはり
一度気になると頭のどこかではずっと気にしているのです。
そんなの考えなければ済む話ですが、なかなかそうはいかないのです。
他人から言われたことがずっと頭から離れないなんていう経験あるのではないでしょうか。
もちろん他人から言われた訳ではなく、自分自身が気になる場合は、
コンプレックスの改善にも繋がりますので良いと思います。
治療方法
局所麻酔後、モントゴメリー部分を切開し極細の糸で縫合し終了になります。
治療時間は個数にもよりますが30分から40分程になります。
※当院では切開で除去していきますが
クリニックによってはレーザーでの照射を行っているところもございます。
レーザーの場合、除去した箇所が丸く削られる形ですので個数が
多かったり目立つものですと丸い色抜けをしたような形に見えることもあります。
〈ダウンタイム〉
・腫れに関してはそこまで目立ちません。内出血も出ることは少ないかと思います。
・1か所2㎜程の傷ができますが時間の経過と共に馴染んでいき目立たなくなっております。
最初は赤みが目立ちます。乳輪部分は色素もあり、シワの部分になりますので経過と
共にシワに馴染んで分からなくなることもあります。
・お痛みは1~3日ほど出る場合がございますが、
耐えられない痛みではございませんのでご安心くださいませ。
・手術後は患部にガーゼをしますので、締め付けの強い下着ではなく
ゆとりのあるカップ付きキャミソールなどがおすすめになります。
・1週間後に抜糸を行いますので
それまでは切除した箇所に糸が付いている状態になります。
生活制限
・シャワーは下半身のみ当日から可能になります。
入浴に関しては抜糸翌日から可能です。
・運動、飲酒などは最低でも1週間はお控えください。
血行を促進することによって出血のリスクや腫れが長引いてしまったり、
傷が開いてしまう原因となりますのでお気を付けくださいませ。
・就寝時ですが、うつ伏せで寝てしまうと患部を圧迫してしまうことになりますので
最低でも3週間はお控えください。
※モントゴメリーは皮脂腺になりますので、再発する可能性はゼロではございません。
※元の大きさまで戻るのかと質問いただいたことがありますが、
全く同じ形まで戻るとは限りません。
ですが、放置しておくとまたなんらかの影響で大きくなることはあります。
デリケートな場所のお悩みですのでなかなか相談しづらいと思います。
ですが、当院ではデリケートなお悩みをご相談して下さる方も数多くいらっしゃいますの
でプライバシーはしっかりとお守りし対応させていただきますのでご安心くださいませ。
悩みはないに越したことはないですが、誰しも大小少なからずあるものです。
そしてそれらをどうするかはご自身の判断になりますが少しでも悩み要素をなくすことで
全く違う人生が見えてくることもあります。
お悩み解決に向けて一度ご相談頂ければと思います。
皆様のご予約お待ちしております。