口角挙上とは口角を挙げて印象の良い口元を作っていく治療になります。
口角ボトックスも口角を挙げるから口角挙上と一緒なんじゃないの?
と思われる方もいらっしゃいます。
以下が違いになります。
口角ボトックスと口角挙上の違い
口角ボトックス口角下制筋という下に引っ張る筋肉にボツリヌストキシン注射を
打つことで引っ張る力を抑制し口角を下がりづらくするものです。
3カ月から6カ月程度持続しますがその後は
定期的に注入が必要になり永久的な治療ではございません。
【口角挙上】ボツリヌストキシン注射とは違い、
切開をして口角を上げていく治療になります。その為、半永久的な効果があります。
ボツリヌストキシン注射の場合は、大きな変化を感じにくい方もいらっしゃいます。
理由としては筋肉の動きによって口角が下がっているというよりかは口周りのもたつき(たるみ)
によって錯覚的に下がって見えてしまっている可能性があるからです。
その場合は脂肪吸引や脂肪溶解注射、リフトアップなども組み合わせて
行っていただくことで効果を実感しやすくなるかと思います。
また口角挙上は人中短縮とセットで行うこともあります。
人中短縮では鼻翼の幅までのリフトアップになりますので口角側に関しては引き上がりません。
その為、口角挙上を行うことで口角側の皮膚も引き上がりバランスの良い口元を形成することができるのです。
〈口角挙上おすすめの方〉
・口角が下がっている
・怒っているように見られる
・唇の形が気に入らない
・口が小さく見える
・人中短縮をしてから口角の部分が下がって見える
治療方法
お口元の治療になりますので治療前にイソジンでうがいをしていただきます。
デザイン、マーキング後に局所麻酔のお注射をしていきます。
麻酔が効いた後、デザインに沿って唇を一部切開、
その後極細の糸で縫合して終了になります。
治療時間は30分~40分前後になります。
〈ダウンタイム〉
・腫れは1~2週間程度で落ち着くことが多いです。
刺激物などを食べた後に唇が赤く腫れる方がいらっしゃいますがそのようなイメージです。
・痛みは2~3日程度続く場合がございます。
痛み止めの処方を行っておりますのでそちらを内服して頂ければ問題ないという方がほとんどです。
熱感がでる可能性もありますが気になる場合は、
ガーゼなどの薄い布で包んだ保冷剤を軽く当てていただければと思います。
・切開箇所に傷ができ、赤みは1カ月程目立ちます。
より自然に馴染むまでには3カ月から6カ月程度かかります。
術式によっては口の中を切開しますので傷が表に出ず、目立たない場合もございます。
また動きが多い場所だからこそ、手術方法も大事になってきます。
詳しくはカウンセリング時にお伝えさせていただきます。
・術式によっては外側に傷が見えております。
1週間後の抜糸までは黒い糸がついている状態でお過ごしいただきますので
気になる場合はマスクしていただければ見えません。
生活制限
・飲酒、運動に関しては最低でも1週間はお控えくださいませ。切開系の治療に共通して
言えることですが血行を促進することで腫れが長引きやすかったり、
出血のリスクも伴いますのでお気を付けいただければと思います。
・術後すぐは麻酔の影響で口が閉じなかったり感覚が鈍い場合もございます。
2~3時間食事は控えていただいたほうが良いかと思います。
飲み物は温かいものは避けてストローを使うと飲みやすいです。
また腫れが出ている間は刺激物なども避けていただければと思います。
・歯磨きも傷口に当たると痛いですし、出血のリスクもありますので
慎重に行っていただければと思います。
・リップクリームなども刺激となりますので
抜糸まではお控えいただくようにお願いいたします。
最近では口角挙上を検討されている方の中でM字リップを一緒に希望される方も多いです。
口角挙上で口角が上がったように見え、その他のところを微調整でさらに上がったように
見せる為にヒアルロン酸を注入してあげるというものです。
少しの微調整でも印象はだいぶ異なります。
口角挙上はヒアルロン酸注入で作る唇に比べるとマイナーなのかもしれません。
ですが、人気が高いのも確かです。一見、切開だから怖いという感覚があるかもしれません。
そんな方は口角挙上をする前に一度ヒアルロン酸でどんな感じに口角が上がるのかを
見ても良いかもしれません。
ただ、注意事項として、ヒアルロン酸注入した箇所が口角挙上の切開位置とは異なりますので
同じようになる訳ではございません。あくまでも自分のお顔で
口角挙上するとどのような形になるのかを見る為です。
ヒアルロン酸の形が気に入るようであれば継続してヒアルロン酸を注入するのも一つの手です。
ヒアルロン酸良いけど切開も気になるなとなれば
カウンセリングに一度行ってみるのも良いかもしれません。
どちらも口角をあげる為にはおすすめの治療となっておりますので
参考にしていただければと思います。
■症例写真(口角挙上)

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口角挙上