クマ治療

脱脂後の凹み・くぼみの原因|脂肪注入が必要なケースの見極め方

27|脱脂後の凹み・くぼみの原因|脂肪注入が必要なケースの見極め方

「クマ取り(経結膜脱脂)をしたら、目の下が凹んで影ができ、余計に老けてしまった…」

SNSやインターネットでこのような失敗談を目にして、手術をためらっていませんか?実際に、一部のクリニックでは「脱脂だけだと必ず凹むから、セットで脂肪注入をしましょう」と、高額でリスクを伴う脂肪注入を強く勧めるケースが増えています。しかし、「脱脂=必ず凹む」というのは大きな誤解です。

本記事では、脱脂後に凹みやくぼみが生じてしまう本当の原因と、脂肪注入が「本当に必要なケース」と「そうでない(避けるべき)ケース」の見極め方を、クマ治療の専門医が徹底解説します。

なぜクマ取り(脱脂)後に「凹み・くぼみ」が生じるのか?

経結膜脱脂術(切らないクマ取り)の後に目の下が凹んでしまう原因は、大きく分けて以下の2つです。

原因1:医師の技術不足による「脂肪の取りすぎ」

これが最も多く、かつ深刻な原因です。目の下のふくらみ(眼窩脂肪)を解消する際、「再発しないように」と脂肪を必要以上に取り除いてしまう医師がいます。眼窩脂肪は眼球を支えるクッションの役割も果たしているため、過剰に除去すると目の下が物理的に陥没し、真っ暗な影(くぼみ)ができてしまいます。

一度取りすぎた脂肪は自然には元に戻らないため、非常に厄介な失敗と言えます。

原因2:元々あった「骨格的な凹み」が浮き彫りになった

クマ(ふくらみ)が大きい方の場合、そのふくらみのすぐ下に、骨格や加齢による「凹み(溝)」が隠れていることがよくあります。山の部分(脂肪)を取り除いて平らにした結果、元々あった谷の部分(凹み)が目立つようになる現象です。これは手術の失敗ではなく、「ふくらみ」と「凹み」が混在するクマの構造的な特徴によるものです。
▶09|経結膜脱脂のリスク・合併症|凹み・くぼみ・再発を防ぐために必要なこと

脂肪注入が必要なケースの見極め方

では、凹みを防ぐ・治すためには、必ず「脂肪注入」が必要なのでしょうか?

脂肪注入の適応となる(効果的な)ケース

  • 加齢により、目の下から頬にかけての脂肪や組織が広範囲に減少しており、顔全体がこけて見える方。
  • 皮膚が極端に薄く、ヒアルロン酸では透けて青白く見えてしまう(チンダル現象)リスクが高い方。

脂肪注入は、定着すれば半永久的なハリをもたらすため、上記のようなケースでは有効な選択肢となりますが、下記のようなデメリットもありますので慎重に選択していただくことが大切です。

⚠️【重要】脂肪注入を「避けるべき」理由

しかし、当院ではクマ治療を受ける方の多くに、脂肪注入を推奨していません。なぜなら、脂肪注入には「しこり(石灰化)になるリスク」や「予想以上に膨らみすぎるリスク」、そして何より「失敗した時に取り出すのが極めて困難」という致命的なデメリットがあるからです。「凹むのが怖いから」という理由だけで、安易にリスクの高い脂肪注入を選ぶのは大変危険です。
▶26|脂肪注入の失敗リスクを徹底解説|しこり・石灰化・不自然な膨らみを避けるには

当院が提案する「凹ませない」ための最適解

YBC横浜美容外科では、患者様に不要なリスク(しこりや修正困難な手術)を負わせないため、以下の2つのアプローチで「凹みのない美しい目元」を実現しています。

1. 「引き算の美学」に基づく、絶妙な脱脂量の見極め

凹みの最大の原因である「取りすぎ」を防ぐため、当院の専門医はミリ単位での繊細な脱脂を行います。起き上がった状態の顔(重力がかかった状態)を何度も確認しながら、「凹まないギリギリのライン」で脂肪を残す、熟練の技術(引き算の美学)を徹底しています。20代など皮膚のハリがある方であれば、この「適切な脱脂のみ」で十分に美しく仕上がります。

2. 万が一の凹みには「ヒアルロン酸」で安全に補完(黄金ルート)

元々凹みがある方や、30代以上でたるみが進行している方には、「脱脂 + ヒアルロン酸注入」の組み合わせを黄金ルートとしてご提案しています。ヒアルロン酸は、脂肪注入のような「しこりリスク」がありません。さらに、万が一仕上がりに満足できなかったり、加齢で目元のバランスが変わったりした場合には、専用の注射で安全に溶かして元に戻す(やり直す)ことができます。ダウンタイムも短く、凹みに対して最も安全かつ確実にアプローチできる方法です。
▶07|目の下の脂肪注入とヒアルロン酸注入を徹底比較|「自然な仕上がり」に必要なのは?【脱脂後の注入治療】

医師からのメッセージ:セット提案に流されないでください

「他院のカウンセリングで、脱脂と脂肪注入のセットで100万円近い見積もりを出され、やらないと凹むと脅された」というご相談をよくいただきます。確かに、利益を優先するクリニックにとっては、高額な脂肪注入をセットで売る方が都合が良いのかもしれません。しかし、すべての患者様に脂肪注入が必要なわけでは決してありません。あなたのクマには本当に脂肪注入が必要なのか。それとも、正確な脱脂とヒアルロン酸だけで十分に綺麗になれるのか。少しでも迷いや不安がある方は、セカンドオピニオンとしてぜひ当院の無料カウンセリングにお越しください。リスクを包み隠さず、あなたにとって「一番安全で確実な方法」を専門医の視点からご提案いたします。
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監修医師情報

磯村亮輔院長

項目 内容
監修医師 磯村 亮輔(いそむら りょうすけ)
所属 YBC横浜美容外科 総院長
専門分野 目の下のクマ・たるみ治療(経結膜脱脂術、ヒアルロン酸注入)、複合的クマ治療、他院修正術、二重整形、鼻整形、輪郭整形
医師からのメッセージ 目の下のクマは、単なる疲労ではなく、眼窩脂肪の突出による構造的な変化が原因であることがほとんどです。当院では、脂肪除去による根本治療と、ヒアルロン酸によるミリ単位での凹凸調整を組み合わせた「脱脂+ヒアルロン酸」を黄金ルートと位置づけています。これは、修正の容易さ仕上がりの確実性を最優先し、患者様に最も安全で自然な結果を提供するための戦略です。本記事を通じて、クマ治療への理解を深め、最適な選択をするためのお役に立てれば幸いです。

記事の信頼性・専門性について

  • 情報源: 本記事は、美容外科における最新の知見、解剖学的根拠、および多数の臨床経験に基づき作成されています。

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